H24 関西学生秋季リーグ戦の報告 

男女揃って3位入賞!




全員で3位入賞を喜ぶ



3位入賞した女子ベンチメンバー
上段左から、根本莉沙(遊学館高出身、2回生)、池田友里佳(四天王寺高出身、3回生)、永野真弓(龍野高出身、4回生)、濱世知(横浜隼人高出身、2回生)、
阿部詩織(徳島北高出身、2回生)、濱田美優(城南高出身、1回生)、下段左から、藤村早紀(明誠高出身、3回生)、槙尾歌純(土佐女子高出身、3回生)、
川辺美沙(遊学館高出身、4回生)、尾形遥(鳥取敬愛高出身、4回生)、池田真由佳(四天王寺高出身、1回生)


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〜 感想 〜

関西学院大学体育会卓球部 女子監督 林 雅司

【全般的なコメント】

 今回のリーグ戦は、5勝2敗と大きく勝ち越し、順位は前回に続いて3位であったが、終盤まで優勝争いに絡み、目標としていた優勝まであと一歩であった。
 春季リーグ戦は、学生の卒業、入学により、各チームの戦力が今ひとつ読みづらい面があるが、秋季リーグ戦は、関西学生選手権や各予選会などを通じて他チームのおおよその戦力分析ができていたので、今回は悲願の初優勝も十分可能であると信じて試合に臨んだ。
 その理由は、大きく次の2点。
 第一に、7月のインカレでベスト8入りしたことにより、大きな自信をつけたこと。
 第二に、前期テスト期間終了後の練習の取り組みが非常によく、目に見えてチーム、個人の力がアップしていたこと。
 これらは、女子主将尾形、副将川辺のリーダーシップによるところが非常に大きい。

 いざ試合が始まると、緊張感からか普段通りのプレーができないこともあるが、初戦の京都産業大学戦に勝利し、続く大阪経法大学、龍谷大学、立命館大学と4連勝していい流れができた。
そう意味からすると、初戦のトップで、池田友里佳が1セットを取られながらも競り勝ってポイントを挙げたことが非常に大きい。
 山場である同志社大学、神戸松陰女子大学にはあと一歩であった。特に同志社大学戦は優位に試合を進め、ラストも一進一退の攻防。負けたことは悔しいが、両者死力を尽くしの好ゲームであった。

 同志社大学に勝っていれば優勝ということになるが、そう簡単なものではない。
 仮に、1敗して同志社大学と対戦していればどうだっただろうか?あるいは全勝で近畿大学と対戦していたら勝利できただろうか?リーグ戦7試合中の中に流れがあり、その状況によってはかなりのプレッシャーを感じる。
 優勝した同志社大学も神戸松蔭女子大学とは大接戦であった。3−2で迎えた6番。誰もが優位と思った玉石選手が、まさに土俵際まで追い込まれる展開。あの冷静沈着な玉石さんでさえかなりのプレッシャーを感じていたのだと思う。

 リーグ戦7試合を振り返ると、どの試合も苦しい試合であった。どのチームも力は拮抗しており、油断するとひっくり返されてしまう。
 そのような厳しい状況でも、出場選手全員がひたむきなプレーをし、試合に出場していない部員がそれぞえの役割をきっちりと果してくれた。各人の真面目な取り組みと幹部のリーダーシップを評価したい。


【各試合のコメント】

● 対京都産業大学(5−2)
 池田友里佳がトップで貴重な先取点をあげ、続く池田真由佳がエース有田選手に勝利し勢いがついた。
 対大阪経済法科女子大学(5−2)
 濱は秦選手に1セットを奪い、接戦となったが最後は振り切られてしまった。
● 対龍谷大学(5−2)
 尾形、池田真由佳組が全日学ランクの久木、市原組から挙げた1点が大きく、また根本も田松選手に勝利した。
 対立命館大学(5−2)
池田真由佳がトップでエースの原山選手に勝利して勢いがついた。
また、ダブルスを競り勝ったのが大きかった。
 対同志社大学(3−4)
トップで池田真由佳、2番で根本が勝利して優位に試合を進め、また6番で槙尾が久松選手のカットを懸命に打ち抜き、ラストへとつないだ。
ラストの尾形は、的場選手と大接戦となったが、惜しくも勝利することはできなかった。
 対神戸松蔭女子大学(3−4)
3番で槙尾が南選手に勝利し、濱も篠籐に3セット目を逆転したもののあと一歩であった。
尾形は両ハンドの強打がさえ小川に勝利する殊勲。
 対近畿大学(5−2)
過去2連敗のダブルスを取り、流れが完全に変わった。
槙尾は最終ゲーム7−10から逆転する感動的な試合で決勝点をあげた。

【総括】

 全体を通して、雰囲気も良く、チーム力に手応えを感じたリーグ戦でした。

 我がチームにはシングルスの関西学生ランキング選手はいない。団体戦は、まさにチームのまとまりと周到な準備で勝ち上がっているという感じである(もちろん選手各人の実力は上がっているが)。
 ラグビーに例えるならば、フォワードもバックスも一体となって全員がトライを取れるという感じだが、やはり一発の得点力のあるウイングやフルバックがほしいところだ。

 来年度に向け、まずは、全日本学生(個人)に出場するものは上位を目指してほしいし、その後の、全日本選手権、東京選手権、大阪選手権などの試合でもいい成績を収め、つぎのステップへとつないでいってほしいと願う。
 尾形、川辺、永野の3名の4年生はよく頑張ってくれた。彼女たちが1年生の時は関西リーグの2部と1部を繰り返していた。よくこの4年間で1部リーグの上位、優勝争いをできるチームになったと思う。
 最後になりましたが、お忙しいなか、私たちのために応援いただいた弦月会OB、OGの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。


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