体育会リーダースキャンプを終えて
卓球部主将 神学部3回生 松山健作
2007年度関西学院大学体育会リーダースキャンプ感想
卓球部女子主将 経済学部3回生 岡本美帆
リーダースキャンプの感想を「原田先生の講演、班別・役職別討議、総括」の3点に分けて述べます。
●原田先生の講演
講演時間約5時間という長さを感じさせない、内容の濃い時間でした。原田先生の一言一言には説得力と良い意味での重さがありました。それは、原田先生が生徒指導ということについて真剣に向かい合い、長い時間をかけて考えてこられたこと全てが言葉にこもっているからだと思います。
特に心に残った言葉が2つあります。1つは、「人間はイメージのないものにはなれない」という言葉です。この言葉を聞いたとき、自分の中で納得できるものでした。今までのことを振り返っても、私が目標を達成できなかったときはいつもイメージが曖昧でした。私は目標を持ってクラブに取り組んでいたつもりでしたが、原田先生の取り組みと比較すると意識の低いもので、目標達成までのイメージができているとは到底言えません。原田先生は、生徒に毎日「お前は日本一になる」と言い続け、目標のためにやるべき64個のことを書き上げさせ、それを実行させていたとおっしゃっていました。そのように、目標に向かって明確な道しるべを印すことこそが、本当の目標設定だと思いました。いくら努力しても、いくら辛く苦しい思いをしても、イメージがなければ目標に辿り着くことはできません。卓球部の目標が「古豪復活」であるのなら、具体的に何をしていくのか、何を変えなければならないのかということを幹部中心に真剣に考えていきたいと思います。
もう1つは、「若者はルールや規則には従わないがムードには従う」という言葉です。現在の卓球部には、様々な問題があります。特に、遅刻・欠席に関しては今までも散々議論し、様々な対策を考えてまいりましたが、未だになかなか減らない状況です。それは、遅刻・欠席を許してしまう部の雰囲気に原因があると、この言葉を聞いて確信しました。これは、遅刻・欠席だけでなく、挨拶・礼儀・といったようなことにももちろん繋がっています。これからはただ規則を設けるのではなく、問題解決できる雰囲気をつくっていくために、ミーティングをしっかり活かしていきたいと思います。
●班別・役職別討議
体育会の幹部というだけあって、皆が真剣に部のことを考えていて、前に進もうとしている気持ちがひしひしと伝わってきました。討議の中で聞くことができた「卓球部にも取り入れられる、他部の良い取り組み」と「校歌への意識」の2点においては、私にとって大きな収穫でした。
1つ目の「卓球部にも取り入れられる、他部の良い取り組み」という点では、他の部と討議するという機会を与えていただいたことにとても感謝しています。特に、ラクロス部のメンタルトレーニングは、卓球部でも是非取り入れていきたいと思います。他にも、男女で主務を分けること、HPにバナー広告をつけることなど、卓球部にも組み込んでいけそうな取り組みがいくつも見受けられました。また、マネージャー設置を考えている卓球部にとって、マネージャーの話は非常に参考になりました。
また、他部と比較すると決して自慢できる結果を収めていない卓球部が自信を持って誇れると思った点が、2つ目の「校歌への意識」です。私は、卓球部で「校歌が好き」という言葉をよく耳にします。春・夏合宿では毎日何回も校歌を歌いますが、誰も文句を言わず、しっかり歌っています。討議で「関学の校歌の声は関大に負けている」と言われたとき、私は不意を衝かれた気持ちでした。卓球部においては、関学は校歌で関大に負けてはいないと思いますし、早稲田には勝っていると思います。卓球部員には、そのことを誇りに思い、校歌の面で体育会を先導していける存在になっていきたいと思います。
●総括
今回のリーダースキャンプで、関学体育会の魅力を今まで一番感じることができました。競技は違えど、目指す道は等しい関学体育会の同志を、もっと大切にしていきたいと思います。
このリーダースキャンプが卓球部幹部にとってよい刺激になったことは間違いありません。あとは、キャンプで得たものをどれだけ実践していけるかだと思います。今、幹部の心の中は幹部就任以来一番熱くなっていると思います。この熱を着実に部員に伝え、部員一人一人の心も熱くしていきたいと思っています。今の気持ちを忘れないよう、残りの9ヶ月を過ごしていきます。これからが勝負です!
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