第59回早関卓球定期戦レポート

8月14日(月)に第59回早関卓球定期戦が早稲田大学卓球場にて行われました。本校からは男子9名・女子5名の計14名が参加しました。
この遠征は
12日の夜に夜行バスで出発し、13日にインカレを見学、14日に早関戦をいうスケジュールでした。
順を追って紹介していきます。みなさんに早関戦の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

 はじめにインカレを見学に行きました。夜行バスを降りて朝食をとった後に会場に行き、インカレ最終日(準決勝のみ)を見学しました。試合には明日試合をする早稲田大学(男子)が残っており、一同試合をしっかり見学しました。

 次に遠山勝OBS42年卒)の紹介で神奈川県藤沢市にある秩父宮記念体育館で練習を行いました。試合を明日に控え各自熱の入った練習が出来ました。

 翌14()、早関戦当日です。午前9時前に早稲田大学卓球場に到着し、9時半からの交流戦、13時半からの早関戦本戦に向けて練習を開始しました。

この交流戦とは関学のメンバーと早稲田のレギュラー外のメンバーとの練習試合のことで、男子は19−12、女子は5−6という結果になりました。

 昼食をはさんで13:30から開会式が始まりました。開会の辞・優勝旗返還の後、我が部・小嶋主将が選手宣誓を行いました。


 開会式の後、両校校歌斉唱・エール交換を行いまして、いよいよ試合です。

試合結果は以下の通りです。どの試合も熱戦で、非常に盛り上がりました。

☆男子

関西学院大学 0−7 早稲田大学
1. 山本・田中 0(-8,-3,-9)3 原・黒木
2. 山本 1(-5,-9,7,-8)3 時吉
3. 松山 0(-6,-1,-6)3 塩野
4. 岩崎 0(-6,-9,-7)3 阿部
5.瀧澤 0(-6,-7,-7)3 野口
6. 橋本 0(-8,-2,-5)3 原田
7. 小嶋 1(-7,10,-2,-7)3 宮田

☆女子

関西学院大学 2−5 早稲田大学
1.岡本奈・酒井 1(7,-6,-7,-4)3 宮本・梶本
2.岡本美・西原 3(8,12,8) 江尻・国井
3.岡本奈 2(7,-9,-8,7,-6)3 宮本
4.池本 0(-9,-8,-9)3 多田
5.酒井 3(4,4,2)0 佐々木
6.西原 0(-1,-7,-3)3 梶本
7.岡本美 0(-7,-11,-3)3 尾田



試合の後は閉会式です。表彰式・エール交換・講評・記念撮影などが行われました。

閉会式の後は正装に着替えてのレセプションです。乾杯の音頭の後は両校の現役・OBOGが楽しく歓談をし、有意義な交流の時間を過ごすことが出来ました。

レセプションは午後6時過ぎに終わりました。このレセプションをもちまして、第59回早関卓球定期戦は幕を閉じることとなりました。

☆過去の戦跡はこちら

試合後に早稲田大学卓球部の河原監督・阿部主将、関西学院大学卓球部の向山監督・小嶋主将にコメントをいただきましたので紹介します。

河原監督(早稲田大学)

細かくプレーを見てみると、チャンスボールの打ちミスが目立ち、プレー時に全体を見渡す余裕の無さが感じられました。また、サーブ・レシーブの力不足も否めません。しかしながら男子は近年力が付いてきているように感じます。
 女子はいい卓球をしていると思いました。関学の練習は学生自身がメニューを組んで決めているそうなので、学生自身の自主性が今後より求められます。得意技術を優先的に練習して、さらにレベルアップして下さい。

阿部主将(早稲田大学)

   この定期戦は昔からのライバルである両校の間で長く続くものであり、絶対に負けられないという思いでいっぱいでした。そのため今組める最高のメンバーで挑み、いい試合をしようと決めていました。その反面、結果云々で今の自己のベストプレーが出来、お互い持てる力を発揮出来れば良く、結果だけがすべてではないとも思っていました。今回私を初め各メンバーが自身のベストプレーが出来てとてもよかったと思っています。
 去年・今年とこの早関戦が早稲田で連続開催されましたが、出来る限り一年ごとに両校を行き来するスタイルで試合を行いたいという思いが強くあります。その方がお互いの学校の歴史を知ることが出来、この定期戦の意味がより深いものとなると思うからです。そして今後もこの定期戦をずっと続けていって欲しいです。

向山監督(関西学院大学)

男子については選手自身がもっと自主性を持って練習を行うことが大切だと思いました。日頃の練習で小さなミスをなくすことに集中していけば、試合でもっと競ることが出来るはずです。また、今後はもっと自信を持ってプレーして欲しいです。
 女子については両校の差はほとんど無く思えました。来年は是非とも勝ちに行きたいです。

小嶋主将(関西学院大学)

  第59回早関卓球定期戦を無事終えることが出来、大変嬉しく思っています。今回、男子は7―0、女子は5―2という結果で完敗してしまいました。しかし、年々その実力の差は詰まってきていると感じています。男子女子共に関西リーグでは二部に所属していますが今回の経験を活かし必ず一部に昇格したいと思います。また、今回の定期戦は試合だけではなく、試合後の懇親会も非常に有意義なものとなり、両校の選手が交流を深めることが出来ました。このような素晴らしい定期戦をこれから先も続けて行って欲しいと思います。最後になりましたがこの定期戦のために尽力して下さった関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

会場に足を運んでいただきました両校の卒業生を紹介します。ご多忙中かつ猛暑の中、ありがとうございました。

早稲田大学OB・OG
S22年卒  山崎成二 S39年卒  千代 康
S23年卒  坂本 孟 S39年卒 岡野光雄(部長)
S24年卒  蒲田善一郎 S44年卒  河原 智(監督)
S35年卒  林  義徳 S45年卒  櫻井茂雄
S35年卒  角田拓子 S52年卒  葛西順一
S36年卒  鶴島琢夫 S55年卒  川田雄二
S37年卒  河野 強 H13年卒  内田純平
以上早稲田大学OB・OG、敬称略
関西学院大学
37年卒 鳥生
42年卒 遠山勝
49年卒 向山茂
H5年卒  谷口正
以上関西学院大学OB、敬称略

★早関戦を振り返って

 私は今回の早関戦にHP係りとしての立場で参加させていただくことが出来ました。早稲田の卓球部は非常に強く、我が部としても勉強できる点が多々あるのではないかと思い、私なりに観察してみました。
 まず思ったことは部全体に非常に活気があったということです。強いチームには活気があり、それが勢いとなって試合に結果として現れることが多く、今回それを強く実感できました。レギュラー如何に関係なく非常にいい雰囲気だったと思います。
  次に学生の自主性の高さという点も感じました。各自が自分の役割というものをしっかり認識できていて、行動がきびきびしていて見ていてすがすがしいものがありました。卓球の技術の高さのみでなく、部の一員として、また、学生としての意識の高さをより高めていくことが大切だと思いました。
  レセプションでの各OBさんのお話を聞いているうちに、両部の歴史についての知識不足に気がつきました。長い歴史を誇る両部だけにすべてを補うことは難しいですが、部の歴史を知るということは大きな意味のあることに思えました。
 今回の早関戦を通して我が部に必要なものは自主性なのではないかと思いました。我が部よりも部員数の多い早稲田が非常にまとまっていたのはその差だと思います。各自がしっかりとした目標・意識を持ち、部を盛り上げていけるように頑張っていきたいです。この早関戦を通して学んだことを今後の部活動や学生生活に活かし、この経験をより意味のあるものにすることがこの早関戦に参加した者の責任だと思います。このことをしっかり胸に刻み、我が関西学院大学卓球部をよりレベルアップさせていきましょう。

 最後になりましたが、今回の早関戦の成功にご尽力下さいました関係各位の皆様にこの場を借りて厚くお礼を申し上げます。

このレポートに掲載されている写真は鳥生OB・谷口OB両氏から撮影・提供されたものと、私・大本(理工3)と田中(商2)が撮影したものです。ご協力ありがとうございました。

関西学院大学体育会卓球部HP係 大本 徹

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