中国遠征レポート 場所:中国福建省 日時:9月14日〜21日
関西学連主催の中国遠征に関学から上野康治(経1)が参加しましたので、レポートを掲載します。
はじめに、関西学連からこの私を中国遠征に推薦していただいたこと、そして援助してくださった弦月会ことOBの皆様にとても感謝している。中国遠征で得たものはとても大きかったことは日本に帰国してから実感している。 中国での練習はそれほど特殊な練習をしたわけでもなかった。ほとんど試合であとはちょっとフットワークをしたり、特殊といえば多球練習くらいだった。しかし、多球練習はもちろんフットワークでも内容はいつも練習しているのとは比べものにならないほど深いものだった。1日目の多球練習はとても凄まじかった。1回の球の量が今まで見たことのない量だった。打っても打っても終わらない。中国人もしんどそうだったが私に比べては平気そうに練習していた。これが強さの違いかと初めて実感したのはその時だった。しんどい練習に耐えられるのは日本とは違い、必死で卓球をしなければならない状況に置かれているからなのだが、逆に自分に圧倒的に足りないものは貪欲さだと気付かされた。 そこで、私は高島さんや小野さんに教わったことを全部吸収して、中国人の技術をできるだけ見て、盗んで持ち帰ってやろうと思った。台上のフリックや足の動かし方、あとはサーブなどだ。1番アップしたのはサーブ力で本場中国のサーブを肌で感じることができたので大きかった。フリックは苦手だったが相手とコミュニケーションを取って教えてもらったら結構できるようになった。外国人とコミュニケーションを取ったことは単に技術のためだけではなく、精神力の向上にもつながったと思う。 試合では内容を大事に試合するようにしたが、絶対に負けたくないという気持ちで試合をした。相手は中学生でしかも3軍で、自分よりも強いなんて屈辱だったからだ。結果は9勝9敗のタイで、あとできたら1勝して勝ち越したかったが自分的に試合運びが日にちに上手くなっているのが実感できたので、全体的に結構良かったのではないかと思う。 中国遠征に行ったことで得るものも大きかったが日本での課題も多く見つかった。例えばトレーニングなどだ。中国人は皆パッと見ただけでもしっかりしていることがわかる。実際、全く軸がぶれていない。全国を勝ち上がっていくためには、やはりトレーニングが必要になってくる。全国で活躍することを目標にしている私は最低のハードルが見えた気がした。 1番近い試合は全日学だ。この大舞台で中国に行った甲斐があったと言えるように目標に向かって、思い出しながら残り少ない練習を必死に頑張ろうと思っている。 |
関西学院大学体育会卓球部HP編集部 朝倉健斗・永野真弓
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